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平成30年度 情報公開 | 国立民族学博物館

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(1)

平成30年度 大学共同利用機関法人人間文化研究機構 年度計画

(注)□内は中期計画、「・」は年度計画を示す。

Ⅰ.研究機構の教育研究等の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置 1.研究に関する目標を達成するための措置

(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標を達成するための措置

【1】

① 学術の動向や大学及び研究者コミュニティのニーズを踏まえて諸事業を戦略的に推進するため、 機構内外の研究機関が連携して人間文化に関する総合的研究等を企画・推進し、その成果を発信す ることを目的として第1期中期目標期間に設置した「企画・連携・広報室」を発展的に機能分化し、 第3期中期目標期間の開始を機に機構長直属の組織として「総合人間文化研究推進センター」を新 たに設置する。

「総合人間文化研究推進センター」では、現代的な諸課題の解明と解決に資することを目的に、以 下のような3つの類型の「基幹研究プロジェクト」を策定し、国内外の大学等研究機関と連携しなが ら研究を推進する。

・「機関拠点型」基幹研究においては、各機関がそれぞれのミッションに即した研究テーマを設定し、 国内外の研究者や研究機関と連携して、各専門分野の深化を図る挑戦的研究を実施する。

・「広領域連携型」基幹研究においては、異分野間の連携を必要とする課題に取り組むため、機構内 の複数の機関を中核として、医学分野や情報学分野等を含む国内外の大学等研究機関と連携し、 異分野融合研究を実施する。

・「ネットワーク型」基幹研究においては、機構内の特定の機関がわが国のハブとなり、国内外の大 学等研究機関とネットワークを形成し、2つの国際共同研究事業を実施する。日本関連在外資料 調査研究・活用事業については、第2期中期目標期間において戦略的・意欲的な取組として評価 された事業を継承し、さらに第3期中期目標期間では、調査研究の成果を展示や講演まで一連の 活動として展開し、海外における日本文化の理解を促進する。また、地域研究推進事業について は、評価委員会における評価を受けて、イスラーム地域研究は現代中東に焦点を絞り、現代イン ド地域研究は南アジア一帯を捉え、現代中国地域研究は北東アジアを一元的に捉える等、わが国 にとってとりわけ重要な意義を有する地域の諸問題を総合的に解明する。

これらの大型研究事業の推進を通じて、学術における4つの課題(挑戦性、融合性、総合性、 国際性)を先導して学界に貢献し、組織的連携を通じて大学等研究機関に貢献する。

・【1-1】

①-1 「総合人間文化研究推進センター」のマネジメントのもと、「機関拠点型」、「広領域連携型」 及び「ネットワーク型」(「地域研究推進事業」及び「日本関連在外資料調査研究・活用事業」)の 基幹研究プロジェクトを推進する。また、基幹研究プロジェクトを通じて、大学等研究機関との 組織的連携を強化する。

「広領域連携型」のうち「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」につい ては、人間文化研究機構、東北大学及び神戸大学の連携を事業の中核とし、全国広域ネットワー クの形成に向けた取組を推進する。

【2】

(2)

る。これにより、大学の枠を越えた研究拠点を形成・強化し、新たな学問分野の創成に資する。 ア)国立歴史民俗博物館は、日本の歴史と文化に関する国際的研究拠点として、博物館機能を活用し

た研究を推進するため、国内外の大学等研究機関や全国の歴史民俗系博物館等と連携して実施した ネットワーク構築準備事業を発展させ、当該分野に関する多様な資料を記録・分類・統合して相互 利用環境を整備し、日本の歴史と文化に関する資源のデジタル保存と総合的資料学の構築に関する 研究(機関拠点型)を実施する。

また、日本における地域文化を再構築するための異分野融合研究(広領域連携型)の中心を国立国 語研究所とともに担い、ヨーロッパに散在する日本歴史文化資料を調査活用する研究(ネットワーク 型日本関連在外資料調査研究・活用事業)の中心を担う。

地域文化の再構築に関する研究成果については、大学の教育研究機能の強化を目的として、大学博 物館や地域の博物館等の展示施設を利用し、国内の大学と連携した展示を実施する。

・【2-1】

ア)国立歴史民俗博物館は、「機関拠点型」、「広領域連携型」及び「ネットワーク型(日本関連在外 資料調査研究・活用事業)」の基幹研究プロジェクトを推進する。

1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

「総合資料学の創成と日本歴史文化に関する研究資源の共同利用基盤構築」を推進する。 多分野横断型共同研究の成果をまとめ、発信するとともに、総合資料学における文理横断型の データの共同利用手法を構築する。

2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

○「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」

主導機関として、研究を統括する。平成29年度までの成果を踏まえた調査研究の展開に加え、 東北地方と四国地方での調査研究の比較分析を行い、列島における地域変動と文化資源に関 する提言を試みるとともに、シンポジウム等を開催し、こうした成果を発信する。さらに、 台湾・韓国等での予備調査を実施する。

○「異分野融合による『総合書物学』の構築」

研究ユニット「古代の百科全書『延喜式』の多分野協働研究」の研究を実施する。太政官式 本文の英訳作業を開始し、「延喜式関係論文目録DB」を公開する。また、中間成果については、 研究報告特集号として刊行するための準備を進めるとともに、研究集会で紹介する。 ○「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」

主導機関として、研究を統括する。準備研究をふまえ、所在調査・資料保存研究、データ記 録化、相互レスキュー支援体制の構築、教育プログラムの開発・人材育成及び国内外に向け た情報発信の5つの柱の研究・事業を展開する。主に大学との連携に基づくデータ記録化を 行うとともに、東北大学・神戸大学と連携して、全国的ネットワーク構築のための研究集会 を実施する。また、国際発信のための枠組みを整える。

3)ネットワーク型基幹研究プロジェクト(日本関連在外資料調査研究・活用事業)

○「ヨーロッパにおける19世紀日本関連在外資料調査研究・活用-日本文化発信にむけた国際 連携のモデル構築-」

(3)

3 【3】

イ)国文学研究資料館は、日本文学に関する国際的研究拠点として、国内外の大学等研究機関及び民 間組織と構築した研究・技術連携をシステムの機能向上等の研究開発に関する共同研究を充実させ ることにより強化し、学術資料の大規模集積を活用して、諸分野にまたがる日本語の古典籍をデジ タルデータ化することによって国際共同研究を推進する大規模学術事業(機関拠点型)を実施する。 この事業において、データベース構築に対応した共同研究を実施し、新たな研究領域を構築する。

また、人間文化における書物の意味を新たに見いだす異分野融合研究(広領域連携型)、及び海外 研究機関等とのネットワーク形成によるキリシタン文書の保存・公開・活用に関する国際連携研究 (ネットワーク型日本関連在外資料調査研究・活用事業)の中心を担う。

書物に関する異分野融合研究に関する成果については、大学の教育研究機能の強化を目的として、 連携する大学等との協働のもと、教材及び教育プログラムを開発する。

・【3-1】

イ)国文学研究資料館は、「機関拠点型」、「広領域連携型」及び「ネットワーク型(日本関連在外資 料調査研究・活用事業)」の基幹研究プロジェクトを推進する。

1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

国際共同研究、機構内連携共同研究及び異分野融合共同研究を引き続き実施する。また、共同 研究については成果をとりまとめ、シンポジウム等で発信する。

2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

○「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」

研究ユニット「人命環境アーカイブズの過去・現在・未来に関する双方向的研究」の研究を 実施する。

○「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」

研究ユニット「アジアの中の日本古典籍-医学・理学・農学書を中心として-」の研究を実 施する。

○「異分野融合による「総合書物学」の構築」 主導機関として、研究を総括する。

3)ネットワーク型基幹研究プロジェクト(日本関連在外資料調査研究・活用事業) ○「バチカン図書館所蔵マリオ・マレガ収集文書調査研究・保存・活用」

引き続き研究を実施するとともに、目録データベースの構築を開始する。

【4】

ウ)国立国語研究所は、日本語及び日本語教育に関する国際的研究拠点として、日本語が持つ特質と 多様性を多角的に解明し、新たな研究領域を創出するため、国内外の大学等研究機関と連携して、 現代語、方言、古典語、日常会話、学習者の日本語など多様な言語資源に基づく総合的日本語研究 (機関拠点型)を実施する。公募型を含む共同研究プロジェクトを全国的・国際的に展開し、各種の

言語資源を開発・公開するとともに、共同研究の成果を国内外に発信する。

総合的日本語研究に関する成果については、大学の教育研究機能の強化を目的として、連携する大 学等との協働のもと、教材及び教育プログラムを開発する。

(4)

4 ・【4-1】

ウ)国立国語研究所は、「機関拠点型」、「広領域連携型」及び「ネットワーク型(日本関連在外資料 調査研究・活用事業)」の基幹研究プロジェクトを推進する。

1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

「多様な言語資源に基づく総合的日本語研究の開拓」を推進する。6つの班の大型共同研究と 公募型共同研究を引き続き実施する。

○「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」班

日本語と諸言語との対照研究の推進と中間まとめを行う。また、国際シンポジウムの成果を 英文論文集として刊行し、日本語に関する国際シンポジウムを開催する。

○「統語・意味解析コーパスの開発とそれに基づく言語研究」班

コーパス開発のための統語・意味解析コーパスのインターフェイス(日本語、英語)の開発 と、さらに1万文を追加し公開を継続する。また、研究成果を欧米のジャーナルに掲載する。 ○「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」班

消滅危機言語・方言(アイヌ語を含む)の調査と中間取りまとめを行い、国際シンポジウム を開催する。

○「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」班

歴史コーパスを引き続き構築し、部分的に試験公開するとともに、成果の中間まとめを行う。 ○「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」班

日常会話コーパスの構築と形態論情報付きテキスト検索版・映像音声版をモニター公開する とともに、成果の中間まとめを行う。

○「日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明」班

外国人学習者のデータ収集を継続し、学習者コーパスの一部を公開するとともに、日本語教 材の作成を支援するリソースの一部も公開し、中間取りまとめを行う。

○公募型共同研究

外部研究者をリーダーとする共同研究を引き続き7件実施する。 ○総合的日本語研究に係る教育プログラム開発

総合的日本語研究の研究成果を教育プログラム化するために、教育プログラムの内容を具体 的に検討し、教材開発に着手する。

2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

○「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」 主導機関として、研究を統括する。

研究ユニット「方言の記録と継承による地域文化の再構築」の研究を実施する。 ○「異分野融合による「総合書物学」の構築」

研究ユニット「表記情報と書誌形態情報を加えた日本語歴史コーパスの精緻化」の研究を実 施する。

3)ネットワーク型基幹研究プロジェクト(日本関連在外資料調査研究・活用事業)

○「北米における日本関連在外資料調査研究・活用-言語生活史研究に基づいた近現代の在外 資料論の構築-」

研究を引き続き実施する。

【5】

(5)

学等研究機関との連携のもと、絵巻や戯画、近世浮世絵、近現代の画像・映像等をはじめとする日 本文化の基層をなす多様なソフトパワーに関する総合的研究(機関拠点型)を実施する。日本の大 衆文化研究に関する成果については、大学の教育研究機能の強化を目的として、連携する大学等と の協働のもと、教材及び教育プログラムを開発する。

また、海外に散在する日本関連資料を効果的に活用するための国際連携研究(ネットワーク型日 本関連在外資料調査研究・活用事業)に関して中心を担う。

・【5-1】

エ)国際日本文化研究センターは、「機関拠点型」、「広領域連携型」及び「ネットワーク型(日本関 連在外資料調査研究・活用事業)」の基幹研究プロジェクトを推進する。

1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

「大衆文化の通時的・国際的研究による新しい日本像の創出」を推進する。時代別に編成した4 つの共同研究班により、調査の実施、共同研究及びシンポジウム等を開催し、プロジェクトを推 進する。また、時代別の班にとらわれず総合的・時代横断的なワークショップや研究会、国際集 会を実施するとともに、大衆文化に関する研究と資料のデジタル化作業を推進する。

○研究チームⅠ

共同研究会「投企する古典性―視覚/大衆/現代」を実施し、古代・中世の大衆文化に関す る研究を深化する。

○研究チームⅡ

研究会及び日文研が所蔵する妖怪・春画コレクションに関する展示会を実施し、近世の大衆 文化に関する研究を深化する。

○研究チームⅢ

共同研究会「音響と聴覚の文化史」を実施し、近代の大衆文化に関する研究を深化する。ま た、画像や浪曲に関する研究サブチームを組織し、大衆文化の研究を推進する。

○研究チームⅣ

共同研究会「運動としての大衆文化」を実施し、現代の大衆文化に関する研究を深化する。 2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

○「異分野融合による「総合書物学」の構築」

研究ユニット「キリシタン文学の継承:宣教師の日本語文学」の研究を実施する。 3)ネットワーク型基幹研究プロジェクト(日本関連在外資料調査研究・活用事業)

○ 「プロジェクト間連携による研究成果活用」

国際日本文化研究センター、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館及び国立国語研究所が それぞれ実施するプロジェクトで構成されるネットワーク型日本関連在外資料調査研究・活 用事業において、本センターが中心的役割を果たす。

○ 「ハーグ国立文書館所蔵平戸オランダ商館文書調査研究・活用」

調査、翻訳、注釈作業等の実施を行い、研究を推進する。また、平戸オランダ商館文書の和 訳本を刊行する。

【6】

(6)

また、国内外の自然科学、人文科学、社会科学系の大学等研究機関と協働し、アジア地域におけ る人類の健康と環境との関係(エコヘルス)に関する異分野融合的な国際連携研究(広領域連携型) の中心を担う。エコヘルスに関する研究の成果については、大学の教育研究機能の強化を目的とし て、連携する大学等との協働のもと、教材及び教育プログラムを開発する。

・【6-1】

オ)総合地球環境学研究所は、「機関拠点型」、「広領域連携型」の基幹研究プロジェクトを推進する。 1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

「アジアの多様な自然・文化複合に基づく未来可能社会の創発」を推進する。3つの実践プロ グラム及びコアプログラムの下で、フルリサーチ(FR)6件、コアプロジェクト2件(うち新規 1件、「環境社会課題のオープンチームサイエンスにおける情報非対称性の軽減」)を実施する。 また、プレリサーチ(PR)「グローバルサプライチェーンを通じた都市、企業、家庭の環境影響 評価に関する研究」及び「環境汚染問題に対処する持続可能な地域イノベーションの共創」を新 たに開始する。

2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

○「日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築」

研究ユニット「災害にレジリエントな環境保全型地域社会の創生」を実施する。 ○「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」

主導機関として、研究を総括する。ユニットを構成する国文学研究資料館、国立民族学博物 館に加え、長崎大学、青山学院大学及びラオス国立公衆衛生研究所など国内外の大学等研究 機関と連携して資料収集、現地調査、研究会開催等を行う。中間成果のとりまとめを行い、 国際ワークショップを企画する。

研究ユニット「アジアにおける健康と環境:新たな人間と環境との関係性としての「エコヘ ルス」概念の再構築に向けて」の研究を推進するとともに、全体研究会を開催する。

【7】

カ)国立民族学博物館は、文化人類学・民族学の国際的な研究拠点、研究資料の集積機関として、グ ローバル化のなかで急激に変容する諸民族の社会や文化に関する先端的研究課題に取り組み、人類 の文化資源の継承に資するため、国内外の博物館等と実施した共同学術事業を基盤として、研究者 等と文化の担い手である現地社会の両者が、文化資源情報をオンライン上で連携して集積すること のできるフォーラム型の情報ミュージアム(機関拠点型)を構築する。

また、国内外の大学等研究機関と連携し、南アジア、北東アジア、西アジア地域を対象とした国 際連携研究(ネットワーク型地域研究推進事業)に関して中心を担う。

・【7-1】

カ)国立民族学博物館は、「機関拠点型」、「広領域連携型」及び「ネットワーク型(地域研究推進事 業)」の基幹研究プロジェクトを推進する。

1)機関拠点型基幹研究プロジェクト

「人類の文化資源に関するフォーラム型情報ミュージアムの構築」では、フォーラム型の情 報ミュージアム構築のための5件の開発型プロジェクトと4件の強化型プロジェクトを実施 し、新たに8,000件(160,000レコード)のデータベース・コンテンツを作成するとともに、国 立情報学研究所等との共同研究によって、平成28年度及び平成29年度に一般公開した双方向型 データベースのシステム機能を向上させる。

2)広領域連携型基幹研究プロジェクト

(7)

研究ユニット「日本列島における地域文化の再発見とその表象システムの構築」の研究を実 施する。その成果を国際フォーラムや特別展を通して公開する。

○「アジアにおける「エコヘルス」研究の新展開」

研究ユニット「文明社会における食の布置」の研究を実施する。その成果を学術論文、学会 発表、講演会等を通して公開する。

3)ネットワーク型基幹研究プロジェクト(地域研究推進事業)

当該事業における中心拠点又は副中心拠点として、各地域研究プロジェクト全体の運営、成 果の国際発信を推進する。

○「北東アジア地域研究」

中心拠点として、拠点間の連携、海外の大学等研究機関との連携を行い、各拠点の専門領域 を生かした研究体制の下、研究を推進する。

○「現代中東地域研究」

中心拠点として、拠点間及び国内外の大学等研究機関との連携による国際シンポジウムの開 催を統括し、支援するとともに、国際研究集会への共同パネルの組織、一般向け講演会の開 催、外国語による国際情報発信を進める。

○「南アジア地域研究」

副中心拠点として、拠点間及び国内外の大学等研究機関と連携して 海外で実施する国際シン ポジウムの開催を支援するとともに、アジアにおける南アジア地域研究のコンソーシアム運 営を主導し、海外の大学等研究機関と協働で国際シンポジウムを開催する。

また、推進センター研究員により南アジアセミナーの企画・運営を行う。

(2)研究実施体制に関する目標を達成するための措置

【8】

① 「総合人間文化研究推進センター」において、基幹研究プロジェクトの企画、調整、進捗管理、 評価、改善を戦略的に実施する。また、日本研究、世界研究、文化資源研究の3部門で構成する評 価委員会を設置し、基幹研究プロジェクトに関する部門別の評価体制を整備し、運用する。

さらに、専従の特任研究員を採用して各機関に配置し、機関が実施する基幹研究プロジェクトの 運営・進捗管理に参画させる。

・【8-1】

① 各基幹研究プロジェクトが行う、国内外大学等研究機関との組織的連携を通じた共同研究の推 進状況等について、進捗管理及び評価を行う。

1)「総合人間文化研究推進センター」に設置した「推進評議会」及び外部評価組織の「プロジェ クト評価委員会」において、基幹研究プロジェクトの中間評価を実施する。

2)同センターの業務に従事するセンター研究員を引き続き20名程度雇用し、各基幹研究プロジェ クトの主導機関及び地域研究推進事業の拠点大学に派遣して、プロジェクトの運営・進捗管理 に参画させる。

【9】

② 各機関は、基幹研究プロジェクトを推進するため、以下のとおり研究実施体制を整備し、運用する。 ア)国立歴史民俗博物館は、国内外の大学等研究機関や博物館と連携して総合的な資料学を構築する

(8)

8 交流事業の推進支援等を行う。

・【9-1】

ア)国立歴史民俗博物館は、

1)メタ資料学研究センターを中心として、他の館内共同研究との密接な連携を行い、共同研究 で生まれた成果のうち共同利用可能なものをデータ化して、情報発信の体制を整える。 2)国際企画室を中心として、国際発信力の強化及び国際学術交流協定等に基づく共同研究等を

推進する。

【10】

イ)国文学研究資料館は、日本語の歴史的典籍研究に関する国際的大規模学術共同研究を効果的に実 施するため、平成29年度にセンター連携委員会を再編し、古典籍共同研究事業センターと研究部が 統一的に事業を実施する体制を整備する。また、平成30年度に国際交流室を再編し、国内外の大学 等研究機関との連携を強化する。

・【10-1】

イ)国文学研究資料館は、

1)NW事業実施委員会において、大規模学術フロンティア促進事業「日本語の歴史的典籍の国際 共同研究ネットワーク構築計画(以下、「歴史的典籍NW事業」という。)」を引き続き推進する。 2)国際連携部において、国際化を推進するため、国外の研究機関と連携し、研究成果の公表、

研究情報の収集を行う。

【11】

ウ)国立国語研究所は、多様な言語資源に基づく総合的日本語研究を効果的に実施するため、平成28 年度に研究組織を再編し、日本語教育を含む5つの研究領域からなる研究系と、コーパス開発と情 報発信に関わるセンターを整備する。これにより、言語資源の構築と学術的利用を有機的に結びつ けた共同利用体制を構築する。また、平成28年度に国際交流室を設置し、国際発信力と国際連携を 強化する。

・【11-1】

ウ)国立国語研究所は、

1)研究系とコーパス開発センター及び研究情報発信センターの連携により、機関拠点型基幹研 究プロジェクトの共同研究プロジェクトを推進する。

2)国際連携室において、国際学術機関等の連携及び国際協力を推進する。

3)IR推進室において、組織・運営の改善と強化に資するため、研究活動に関する各種の情報に ついて、収集、整理及び公開する。

【12】

エ)国際日本文化研究センターは、日本大衆文化に関する総合的研究を推進するため、平成28年度よ りプロジェクト推進室を立ち上げ、計画全体を統括する。同推進室では、時代別に研究班を編成し て研究プロジェクトを推進し、大衆文化についての国際共同研究を実施する。

また、第3図書資料館の活用により、デジタル化・データベース化を進める新しい画像・音響図 書館の構築という基幹事業と同研究プロジェクトを有機的に連関させ、研究環境を整備する。 ・【12-1】

(9)

1)プロジェクト推進室で機関拠点型基幹研究プロジェクトの計画を統括し研究を推進する。 2)共同研究の代表者や参画者として、広く公募により優秀な外国人研究員及び客員教員を採用

するとともに、国内外の研究者を外来研究員として積極的に受け入れる。

3)第3図書資料館収蔵資料を活用し、研究資源を可視化するために、展覧会等を行う。

【13】

オ)総合地球環境学研究所は、緊急に解決が必要な環境問題に研究資源を集中させるため、あらかじ め課題を明確にした3つのプログラムを設定して国際共同研究プロジェクトを公募する。また、当 該研究をより革新的に実施するため、大学等研究機関と研究資源を相互活用する「機関連携プロジェ クト」を拡充する。さらに、クロスアポイントメント制度を導入する等の人事交流を促進して、プ ロジェクトベースで研究者の流動性を確保する共同研究体制を整備する。

・【13-1】

オ)総合地球環境学研究所は、

1)3つの実践プログラム「環境変動に柔軟に対処しうる社会への転換」、「多様な資源の公正な 利用と管理」、「豊かさの向上を実現する生活圏の構築」及びコアプログラムにおいて、新たな 研究シーズを公募し、インキュベーション研究(IS)、予備研究(FS)、フルリサーチ(FR)へ と段階的に国際研究プロジェクトを展開する。また、新たに実践プロジェクト(機関連携型) を2件、コアプロジェクトを1件開始する。

2)所内外の研究者等が参画する研究審査・報告会(プロジェクト研究発表会から名称変更)及 び国内外の外部有識者で構成される研究プログラム評価委員会により、新たなプロジェクトの 採択、プログラム・プロジェクトの進捗管理を実施する。

3)クロスアポイントメント制度の活用による人的交流を引き続き推進する。

【14】

カ)国立民族学博物館は、フォーラム型情報ミュージアム及び国際連携による地域研究を実施するた め、外部機関による助成制度を活用し外国人研究者を第3期中期目標期間中に6名以上受け入れる。

また、外部資金の獲得、館長裁量経費の措置や連携相手先からのマッチングファンドを受け入れ る。これらの措置によって、研究資源を有効に活用する。

さらに、プロジェクトを円滑かつ効率的に実施するための環境整備として、オンサイト環境(プ ロジェクトの推進に必要な資料、プロジェクトの成果の閲覧に係る専用スペースの整備)及びリモー トアクセス環境(プロジェクトメンバー間のネット会議用端末の整備)を平成28年度に整備する。 ・【14-1】

カ)国立民族学博物館は、フォーラム型情報ミュージアム及び国際連携による地域研究を推進する ため、外部資金等により外国人研究者を1名以上受け入れる。

2.共同利用・共同研究に関する目標を達成するための措置

(1)共同利用・共同研究の内容・水準に関する目標を達成するための措置

【15】

① 人間文化研究に関する各機関の情報発信及び広報活動を機構全体で統合的かつ戦略的に行い、そ の研究情報を共同利用に供することを目的に、「企画・連携・広報室」を発展的に機能分化し、第3 期中期目標期間の開始を機に機構長直属の組織として「総合情報発信センター」を新たに設置する。

(10)

10

・ストック型情報発信としては、研究資料、研究成果、研究者情報等の研究情報に関して、クラウド を用いたグローバル・リポジトリ事業(研究業績を直接ダウンロードできる仕組を活用し、新たに 英文によるタイトル、アブストラクト、キーワードを付加することにより、過去の研究成果を含め て国際的に再発信する事業)を実施する。また、研究資源共有化事業を継承し、機構外の情報資源 との統合検索を可能とする方法を平成29年度中に開発して、人間文化研究データベースとして大学 等研究機関を含めた広範な共同利用に供する。

・ポータル型情報発信としては、日本の人文系研究情報への総合的アクセスを支援するため、国内外 の大学等研究機関と連携して国際学術リンク集を平成28年度中に構築し、運用する。

・フロー型情報発信としては、機構の研究活動と研究成果を効果的に発信するため、平成28年度中に 英語ウェブマガジン等を刊行し、国際的に発信する。

これらの情報発信事業を通じて、研究者コミュニティに学術情報を提供し、大学等研究機関の研究 基盤強化に貢献する。

・【15-1】

① 「総合情報発信センター」は、ストック型、ポータル型及びフロー型の情報発信を以下のとおり行 う。

1)グローバル・リポジトリを運用し、国際的な発信を行うとともに、過去の研究成果について は英語化を進める。

2)利用者の利便性向上のため、新検索システム基盤へのデータコンバートを増加させる。 3)日本研究に関する国際リンク集の登録データの内容確認・修正を継続する。

4)フロー型の情報発信では、共同研究を促進するため、各機関や「総合人間文化研究推進セン ター」で推進する各研究プロジェクトの最新の研究成果や活動状況を英語ウェブマガジンとし て機構ウェブサイトにおいて年間12記事発行する。

【16】

② 人間文化に関する研究資源の共同利用性を高めるため、国立歴史民俗博物館と国立民族学博物館 は国内外の大学等研究機関と連携して、展示空間及び情報空間における双方向性のある展示・公開 の手法を開発し、人間文化に関する研究資源の、研究から教育にいたるまでの共同利用に貢献する。 また、基幹研究プロジェクトの研究成果を展示企画にまとめ、全国に巡回するなど、共同研究の波 及効果を多元化するため、得られた研究成果や新たな知見を研究者コミュニティから一般社会まで 広く公開する。

さらに、展示・公開手法の開発にあたっては、情報系分野との協業により、研究資源のデジタル 化及びオープンリソース化を実現する。

・【16-1】

国立歴史民俗博物館は、これまでの共同研究の成果を活用し、研究者のみならず社会に還元する ために、引き続き総合展示第1展示室(先史・古代)の新構築を進め、開室する。

国立民族学博物館は、第2期中期目標期間で新構築した常設展示を通して、多様な共同研究の成 果を恒常的に発信するための情報環境を支えるシステムの開発を実施する。

(11)

11 【17】

③ 各機関は、文化資源に関して調査・収集し、分析・整備することにより研究資源としての共同利 用性を高めるとともに、その研究資源を基盤とした共同研究を通して大学等研究機関の研究水準向 上に資するため、以下の措置を講じる。

ア)国立歴史民俗博物館は、資源・研究・展示を有機的に連関させ、それぞれを学界や社会と共有す る「博物館型研究統合」の理念のもと、外部委員を含む資料収集委員会において策定された資料収 集方針に基づき、共同研究や総合展示等の構想とも関連させた効果的な収集により収蔵資料を充実 させる。

また、それらの積極的公開、並びに学術的な成果を展示等で提供することによって、研究者や大 学等の研究・教育に貢献する。

さらに、展示や資料調査等のプロジェクトを含む共同研究を、国内外の研究者と共有するととも に、国内外の大学等研究機関と連携して、資源・展示との連関を強化した独創的な共同研究を学際 的・国際的に実施する。

・【17-1】

ア)国立歴史民俗博物館は、

1)「基幹研究」、「基盤研究」及び「開発型共同研究」に、新たに「共同利用型共同研究」を加え た4つの型の共同研究を実施する。

○基幹研究

「日本の原始・古代史像新構築のための研究統合による年代歴史学の新展開-新領域開拓と研 究発信-」では1つの研究課題を、「歴史文化資料に基づく日本中世社会像の再構築」では3 つの研究課題をそれぞれ継続して実施する。また、新たに開始する「近代日本社会の形成・ 展開についての学際的・国際的研究」では、1つの研究課題を実施する。

○基盤研究

継続課題7件に加えて、新たに共同研究3件(課題設定型2件「高精度同位体比分析法を用 いた古代青銅原料の産地と採鉱に関する研究」「高度経済成長と食生活の変化」、館蔵資料型 1件「奈良暦師吉川家文書を中心とする暦・陰陽道研究の史料基盤形成」)を開始する。 ○開発型共同研究

若手研究者が研究代表を務める「歴史災害研究のオープンサイエンス化に向けた研究」を新た に開始する。

○共同利用型共同研究

館が所蔵する資料や保有する機器・設備の共同利用に特に重点をおいて、館外の研究者が代 表者となり、館内の教員とともに進める共同利用型共同研究を平成30年度から実施する。 2)資料収集委員会が策定した資料収集方針に基づき、共同研究や総合展示等の構想とも関連さ

せた収集を行い、効果的な活用に取り組む。

3)収集した資料を研究者や大学等の研究・教育に活用するため、内外の研究者による資料調査 研究プロジェクト及び展示プロジェクトを組織して調査・研究を進め、その成果を目録やデー タベースなどで公開するとともに、総合展示第3・第4展示室における特集展示として公開する。 ○資料調査研究プロジェクト

所蔵資料を中心とした歴史・考古・民俗資料の調査研究において、「考古関係遺物資料」等 のプロジェクトを実施する。

○展示プロジェクト

(12)

12 【18】

イ)国文学研究資料館は、全国に散在する日本文学及びその関連資料を調査・収集し、それらの原典 資料をデジタル化して、平成33年度までに3,500点を公開する。また、日本文学のみならず広範な分 野・領域にわたる古典籍について、国内外の大学等研究機関と連携して大規模学術共同研究調査を 実施してデータベース化し、平成29年度から第1期システム(平成33年度まで)の運用を行う。

さらに、その古典籍資料を活用し、国内外の大学等研究機関と連携して、異分野融合的共同研究 を実施する。

・【18-1】

イ)国文学研究資料館は、

1)大規模学術フロンティア促進事業「歴史的典籍NW事業」を推進するため、国内外の大学等と 連携し、以下の取組を行う。

○データベースを公開し、検索機能の向上化に係る付加情報を作成するとともに、多言語化の 対応を進める。

○新日本古典籍総合データベースについて、産業、武学武術、宗教分野を中心として、拠点大 学及びその他研究機関が所蔵する資料のデジタル化を実施し、画像情報作成を行う。 ○平成29年10月から本格的に稼働した大規模画像データベース「新日本古典籍総合データベー

ス」を活用し、国際共同研究、異分野融合共同研究などを引き続き実施する。

2)日本文学及びその関連領域の資料を学術基盤として整備するとともに、人文学の一環として の日本文学研究の一層の推進を目的として、以下の2つの型の共同研究を設定して実施する。 ○基幹研究

文献資料に関する基礎研究として、「鉄心斎文庫伊勢物語資料の基礎的研究」等3件の共同 研究を実施する。

○特定研究

日本文学及び関連領域の重要課題に関する研究として、「幕末地方歌壇の研究-佐賀藩の場 合-」等2件の共同研究を実施するとともに、平成31年度から実施する若手型及び課題型の 共同研究の公募を行う。

3)館外の研究者、研究機関との緊密な協力のもとに、日本文学及びその関連資料の調査・収集 を実施する。

4)引き続き機関リポジトリを運用し、学術成果を発信する。

5)収集した資料・情報を整理・保存管理し、その提供を進める。また、近年受け入れた大量コ レクションについて、資料利用に供するための整備を引き続き行う。

6)既存の各種情報データベースにデータを追加し、一般に公開する。

【19】

ウ)国立国語研究所は、研究所のイニシアティブのもと国内外の大学等研究機関や研究者と連携し、 日常会話、古典・近代語、方言、学習者の日本語等に関する新たな言語資源を整備する。平成29年 度から段階的に試験公開を進め、平成33年度に全ての公開を終える。

また、これらの言語資源を包括的に検索可能とするために必要なアノテーション技術(コーパス をより効果的に活用するための研究用情報の付加技術)やマルチメディア対応検索技術の開発を段 階的に進め、平成33年度に試験運用を行う。

さらに、新たな研究領域の創出に資するため、外部研究者をリーダーとする共同研究を実施する。 ・【19-1】

(13)

13

1)日常会話、古典・近代語、方言、学習者の日本語、文法・意味構造に関する新たな言語資源 の整備・公開を引き続き推進するとともに利用方法に関する情報発信(講習会及びビデオ作成) を行う。

2)複数コーパスの包括的な検索を実現するための基礎研究を推進する。また、オンライン検索 環境での音声配信機能を実装し、配信試験を引き続き実施する。

3)新たな研究領域の創出に資するため、外部研究者をリーダーとする領域指定型共同研究を引 き続き実施する。

【20】

エ)国際日本文化研究センターは、日本文化研究に関する学術資料を収集・保存、デジタル化・デー タベース化する。

また、既存のデータベースについては、検索画面のデザイン・検索方法を統一し、データベース 収載画像等の情 報を外部の検索エンジン から直接検索可能なシス テムに順次移行して、国内外の データベースと連携させるなど、利用環境を整備・改善する。

さらに、それらの資料を活用して、国内外の研究者とともに国際的共同研究を実施する。 ・【20-1】

エ)国際日本文化研究センターは、

1)平成29年度に引き続き、収集した学術資料を整理・保存管理し、その提供を進めるため以下 の取組を行う。

○日本研究資料整備の一環として外書(外国語で書かれた日本の記録・研究文献)、「風俗画資 料」及び映像・音響資料を収集する。

○未整理資料について、資料利用に供するための整備(残り約3,000点)を完了する。 ○第3図書資料館を含む図書館全館における保存環境を整備するとともに、保存と利用を両立

させるため、必要に応じて紙資料・フィルム資料等をデジタル化する。

2)大衆文化を中心とした日本文化研究に関する学術資料のデジタル化・データベース化を引き 続き実施する。また、データベース利用環境を整備・改善するため、検索画面のデザインと検 索方法について技術的な検討を進め、データベース収載画像等の情報を外部の検索エンジンか ら直接検索可能なシステムに順次移行して、国内外のデータベースと連携させる。

3)デジタル化・データベース化された資料等を活用して、国際的共同研究を推進するため、研 究資源を可視化する。

【21】

オ)総合地球環境学研究所は、研究所の成果に関するアーカイブズ(現在約6,000件)と大学等に存在 する多様なデータを統合し、地球環境研究に関する総合的データベースを構築する。

平成30年度末までに大学等のデータを統合するための仕様を決定し、これに則った地球研アーカ イブスのデータ(6,500件)を公開する。

また、先端的分析機器を用いて、国内外の研究者と共同で軽元素から重元素までの多元素同位体 分析を行う環境解析手法を開発する。

これらを基盤として、国内外の多様な分野の大学等研究機関との連携により、学際的・国際的な 共同研究を推進する。

・【21-1】

(14)

14

1)統合的データベース構築のために地球研アーカイブズと機関リポジトリ等を活用し、研究成 果の統合的な蓄積・公開のさらなる充実を進める。

2)所外の大学等の地球環境学に関するデータを統合し、総合的データベースの役割を果たすポー タルサイトと連携するための仕様策定を行う。

3)ポータルサイトに地球研アーカイブズのデータ及び所外の地球環境情報の所在情報のデータ を導入する。

4)同位体環境学共同研究事業を実施し、共同研究を推進する。

5)日本地球惑星科学連合2018年大会において、「環境トレーサビリティー」に関するセッション を設け成果を発信する。

【22】

カ)国立民族学博物館は、フォーラム機能を有する情報ミュージアムの構築と運用のために形成した 国内外のネットワークを通じて研究資料の国際的共同利用を促進し、新たな国際的共同研究のシー ズを生み出す国際共同利用・共同研究の創出サイクルを構築し、情報ミュージアムの基盤を確立す る。当該取組においては、本館所蔵の学術標本資料(本館収蔵資料の10%に相当する約34,000点) を精査し、情報ミュージアムに格納し、公開する。

また、第3期中期目標期間の開始に合わせて、人類の社会や文化に関する基礎理論から先端的研 究課題まで重層的に取り組むことを目的とした新たな研究カテゴリ「特別研究」を開始する。特別 研究においては5つ前後の課題別研究班を組織して共同研究を実施し、国際シンポジウムやワーク ショップ、研究論集としてその成果を発信する。

・【22-1】

カ)国立民族学博物館は、

1)フォーラム機能を有する情報ミュージアムの構築と運用に資する5件の開発型プロジェクト と4件の強化型プロジェクトを実施するとともに、新たに8,000件(160,000レコード)のデー タベース・コンテンツを作成する。また、国立情報学研究所等との共同研究によって、平成28 年度に館内で試行稼働し、平成29年度に一般公開した双方向型データベースのシステム機能を 向上させる。

2)平成28年度に策定した「特別研究」の実施に関するロードマップに従い、「環境と生物多様性」 及び「食料問題とエコシステム」に関する特別研究を引き続き実施するとともに、新たに「マ イノリティと多民族共存」に関する特別研究を開始する。

3)24件の共同研究を継続的に実施するとともに、新規課題も公募する。また、終了した共同研 究の評価も行う。

4)新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」プログラムに採択された「地域研究に関する学術 写真・動画資料情報の統合と高度化」を実施し、画像資料のデジタル化、肖像権処理、データ ベ ー ス 化 を 通 じ て 科 研 採 択 者 を 支 援 す る と 同 時 に 、「 地 域 研 究 画 像 デ ジ タ ル ラ イ ブ ラ リ (DiPLAS)」として我が国の学術資産を公開することによって、国際的共同研究のシーズを生み 出すための総合メディアを整備する。

(2)共同利用・共同研究の実施体制等に関する目標を達成するための措置

【23】

(15)

15

同で、人間文化研究の研究活動や学術成果の新たな評価手法を開発し、他大学における人文系諸分 野での活用に供することにより、人文系諸分野の学術的評価方法を確立する。

・【23-1】

① 「総合情報発信センター」は、

1) 引き続き日本研究に関する国際リンク集を運用し、登録データの内容確認・修正を継続する。 2)英語ウェブマガジンの発行など、国際的な情報発信を引き続き行う。

3) 開発中の人文系サイエンスマップについて、全機関のリポジトリのデータを用いて試行する。

【24】

② 各機関は、当該分野における日本の中核的拠点として、国内外の大学等研究機関に開かれた共同 利用・共同研究を促進するため、以下のとおり研究の実施体制及び評価体制を整備・強化する。評 価体制については、機構長室で統括する。

・【24-1】

② 各機関は、当該分野における日本の中核的拠点として、国内外の大学等研究機関に開かれた共 同利用・共同研究を促進するため、以下のとおり研究を実施し、その評価を行う。

機構長室は、機構としての主体的な機構評価を実施し、機構の評価体制を統括する。

【25】

ア)国立歴史民俗博物館は、共同利用性の向上を図るため、外部委員を中心とする委員会等における 共同研究の採択審査・評価等の実施、協定等に基づき当該研究機関の機能強化に資する研究者等の 受入、即日閲覧の充実等による館蔵資料の公開・相互利用における利便性の向上、大学の研究・教 育における資料・展示活用等を促進する体制を再整備する。また、大学等研究機関と学術交流協定 を締結して、共同研究や展示等のプロジェクトへの研究者の組織的参画を促進し、大学所蔵資料及 び地域の社会文化に関する資料の活用方法や、当該資料を利用した研究成果の蓄積を支援すること を通して国内外の大学等研究機関や博物館の機能強化に寄与する。

さらに、展示について、学術的・社会教育的見地から評価する体制を新たに整備する。具体的に は、展示の評価方法を研究推進センター、博物館資源センター、広報連携センター等において調査・ 検討し、評価体制を平成30年度に試行・検証して、平成32年度に運用を開始する。

・【25-1】

ア)国立歴史民俗博物館は、

1)外部委員を含む共同研究委員会において、新たに創設した共同利用型共同研究を中心に4つ の型の共同研究の実施体制について検討する。

2)機関拠点型基幹研究プロジェクト「総合資料学の創成と日本歴史文化に関する研究資源の共 同利用基盤構築」について、資料やデータの共同利用基盤構築を通じて国内外大学等研究機関 へ貢献する。また、資料学を発展・総合化するため、大学と学術交流協定を締結し、相互に協 力しつつ研究を推進する。平成30年度も国内外3大学と協定を締結し、連携の成果を実質化す るための共同研究及び共同基盤構築を行う。

(16)

16

4)収蔵資料について、即日閲覧や資料画像のデジタル化の取組を進め、大学の研究・教育等に おける利用に供する。

5)展示評価については、評価を試行する。

【26】

イ)国文学研究資料館は、日本文学及びその関連資料の調査研究を効果的に推進するため、研究戦略 室を平成28年度に新たに設置して、従来の文献資料調査員のあり方を見直し、共同研究を実施する 体制を強化するとともに、同室にIR(インスティテューショナル・リサーチ)機能を持たせ、本館 の研究及び事業などの情報を集約し、評価分析を行い、それに基づいた運営の改善を行う。また、 平成32年度までに国際コンソーシアムを発足させ、国内外の大学等研究機関や研究者との連携を強 化し、国際化に貢献する。

さらに、大規模学術事業に関して、評価体制の検証を行い、その結果を踏まえ、平成30年度まで に外部評価委員を含めた評価体制を強化する。

・【26-1】

イ)国文学研究資料館は、

1)研究戦略室において、引き続きIRを実施するとともに、館の将来構想を検討する。

2)日本語歴史的典籍ネットワーク委員会において、大規模学術フロンティア促進事業「歴史的 典籍NW事業」の中間評価を実施し、大型学術共同研究の実施体制の検証を行う。

【27】

ウ)国立国語研究所は、共同利用と成果発信の中核として、各種言語資源を一元的に発信するセンター を平成28年度に整備する。また、従来の日本語学・言語学で細分化された研究分野を融合・総合し、 言語対照、日本語教育、危機言語・方言、日常会話、日本語史の各種研究プロジェクト相互の連携 を高めるとともに、合同の研究集会を全国の研究者に向けて開催することで国内外の大学等研究機 関の研究力向上に寄与する。さらに、自己点検・評価委員会と外部評価委員会による実績評価を毎 年度実施するとともに、研究領域に応じて共同研究や国際会議の運営等に高度な助言を得るため、 海外研究者を含むアドバイザリーボードを設置・運用する。

・【27-1】

ウ)国立国語研究所は、

1)コーパス構築及び情報発信のため、コーパス開発センター及び研究情報発信センターを充実 させる。

2)言語対照、日本語教育、危機言語・方言、日常会話、日本語史の各種研究プロジェクト相互 の連携を高めるためにプロジェクト合同の研究集会を実施する。

3)機構の「総合人間文化研究推進センター」と連携しつつ、機関拠点型基幹研究プロジェクト の自己点検評価・外部評価を実施する。

4)共同研究プロジェクトの特徴に応じて海外研究者を含むアドバイザリーボードを運用する。

【28】

(17)

17

また、機構本部の主導のもと、平成28年度上半期までに共同利用・共同研究の推進体制、仕組の 改革構想をとりまとめ、当該構想に基づく改革を着実かつ速やかに実行する。

・【28-1】

エ)国際日本文化研究センターは、

1)IR室において引き続き、これまでに本センターが実施した共同研究等の分析を行い、研究の 全体動向を把握する。

2)平成29年度に実施したシンポジウムで明らかになった問題点を踏まえ、平成30年度もシンポ ジウムを開催し、コンソーシアム組織化の強化を図り、国内外の研究機関との連携を深化する。 3)平成28年度に取りまとめられた共同利用・共同研究の推進体制や仕組み等の改革案及び所内

検証等に基づき、公募型共同研究を見直し、国内外に向けて公募する。

【29】

オ)総合地球環境学研究所は、国内外の大学等研究機関との国際共同研究の実施、大学等研究機関と の機関間連携の促進、共同研究者の受入、先端的な環境解析手法の開発、資料や情報等の研究資源 化等を円滑に行うために、研究推進戦略センター及び研究高度化支援センターを統合し「研究基盤 国際センター」を平成28年度に設置する。また、海外の有識者を招へい外国人研究員として積極的 に採用し、機関の運営や共同研究の内容・水準に対するアドバイスを受ける体制を整備する。さら に、外部評価委員会による継続的な助言制度を設ける。これらにより国際競争力を高め、地球環境 研究に関する国際的な頭脳循環の中核拠点としての機能を充実させる。

加えて、研究水準を向上させ、社会貢献の促進を図るため、研究プロジェクト等の採択と評価に 関し、研究者コミュニティ外の有識者を評価委員に加えて超学際(学界を超えて社会の多様な関係 者と協働する)研究に対応する外部評価体制を整備する。

・【29-1】

オ)総合地球環境学研究所は、

1)研究基盤国際センターにおいて、地球環境研究の総合的データベースや先端的な環境解析手 法の開発、多様なステークホルダーとの協働及び国際的な連携ネットワークの構築等を一元的 に行うことにより、国内外の大学等研究機関との国際共同研究の支援及び共同利用を促進する。 2)研究所の運営及び研究戦略等に資する協力及び助言を得ることを目的として、地球環境学に

おける豊富な経験と卓越した業績を持つ海外の研究者を招へい外国人研究員として採用する。 3)研究者以外を含む国内外の有識者で構成される研究プログラム評価委員会において、新規公

募型プロジェクトの採択及びプログラム・プロジェクトの進捗管理、プロジェクトの最終評価 等の外部評価を実施する。

【30】

カ)国立民族学博物館は、共同利用性の向上を図るため、収蔵・管理・情報公開を実施する研究・事 務体制を強化す る。なお、第3期中期目 標期間の開始に合わせて 始動させる「フォーラム型情報 ミュージアム」については、外部機関における競争的資金を活用して財務的基盤を安定・強化させ るとともに、プロジェクト開始に合わせてプロジェクトの運営組織を立ち上げ、同組織において国 内の大学等研究機関における学術資料の管理・運用の支援を講じる。

(18)

18

また、国内外の大学等研究機関と学術交流協定を締結し、組織的な共同研究を強化する。 さらに、研究者コミュニティからの機関外研究者を含めた「研究資料共同利用委員会」(仮称)を 平成28年度に設置し、研究資料の集積方針を策定する。当該方針の妥当性を検証するため、同委員 会において中間評価を平成30年度に、最終評価を平成33年度に実施し、第4期中期目標期間以降の 集積方針の検討に反映させる。

・【30-1】

カ)国立民族学博物館は、

1)平成29年度に続き、科研費やその他の外部資金の獲得を推進し、安定的な財政基盤を構築する。 2)国内外関係機関等と連携のうえ、フォーラム型情報ミュージアムと共同利用に係る研究プロ

ジェ クトを9件実 施し、情報 ミュージアム のデータベ ースに新たに 多言語化し たデータベ ー ス・コンテンツを付加することで、更なる高度化を推進する。

3)平成28年度に策定した「特別研究」の実施に関するロードマップに従い、「環境と生物多様性」 及び「食料問題とエコシステム」に関する特別研究を実施し、新たに「マイノリティと多民族 共存」に関する特別研究を開始する。

4)研究資料共同利用委員会で、ステークホルダーからの意見を収集し、研究資料の収集方法及 び共同利用の促進に関する基本方針を策定する。

5)共同利用型科学分析室の運用を開始するとともに、大学等へ周知し、共同利用を促進する。

3.教育に関する目標を達成するための措置

(1)大学院等への教育協力に関する目標を達成するための措置

【31】

① 総合研究大学院大学(以下、「総研大」という。)との連係協力に関する協定に基づき、また、機 構長の経営協議会への参加、教育担当理事のアドバイザリーボードへの参加、専攻長会議のほか、 機関の長等による大学院教育協力会議等を通じて緊密に連係し、大学共同利用機関としての大量の 学術資料・データ及び高度な専門性を有する研究人材を活かし、世界の一線で活躍できる若手研究 者を育成すると同時に、学術の広範な知識を備え将来様々な分野で活躍するための総合的な能力及 び高い研究倫理性を大学院生に涵養する。そのため、下記の基盤機関において、それぞれ特色ある 大学院教育を実施する。

国立歴史民俗博物館 日本歴史研究専攻 国文学研究資料館 日本文学研究専攻 国際日本文化研究センター 国際日本研究専攻

国立民族学博物館 地域文化学専攻及び比較文化学専攻 ・【31-1】

① 総合研究大学院大学(以下、「総研大」という。)との連係協力に関する協定に基づき、引き続 き機構長の経営協議会への参加、理事等のアドバイザリーボードへの参加等を通じて、機構と総 研大との間で緊密な情報交換を行い、将来を見据えた課題や改善事項について検討する。 ・【31-2】

各機関においては、それぞれの特色に応じて、以下のとおり同大学院文化科学研究科の各専攻の 教育を実施する。

ア)国立歴史民俗博物館は、日本の歴史と文化に関する高度な専門性を有する人材を育成するた め、博物館型研究統合の理念と実践に基づく教育を行う。また、日本歴史研究専攻においては、 再編されたカリキュラムの実効性について検証する。

(19)

19

エ)国際日本文化研究センターは、大学院生を共同研究会等に日常的に関わらせることで、シン ポジウム等の運営に関する実践的経験を積ませる。

カ)国立民族学博物館は、文化人類学及びその周辺分野に関する専門的知識をもった人材を育成 するため、世界の諸民族の文化を対象とした民族誌的記述の手法及び理論に関する教育を実施 する。

【32】

② 各機関は、特別共同利用研究員制度を有効に活用し、全国の大学を対象に広報を行い大学院生を 受け入れ、専門的研究指導を行う。また、国立歴史民俗博物館は千葉大学と、総合地球環境学研究 所は名古屋大学と連携大学院制度を通じた大学院教育を継続し、国立国語研究所は一橋大学に加え て平成28年度から東京外国語大学との連携大学院を新たに開始する。さらに、国立歴史民俗博物館 及び国立民族学博物館は、展示や館蔵資料を大学における講義・演習での利用に供する。

・【32-1-1】

②-1 各機関において、総研大以外の大学院生を特別共同利用研究員として受け入れ専門的研究 指導を行う。また、次の機関は、連携大学院制度に基づき、大学院教育に協力する。

・【32-1-2】

ア)国立歴史民俗博物館は、千葉大学との包括的連携協力協定に基づき、引き続き博物館の研究資 料・施設等を活用した連携大学院方式による研究指導を行う。

ウ)国立国語研究所は、一橋大学及び東京外国語大学との各々の協定に基づき、連携大学院を継続 する。

オ)総合地球環境学研究所は、名古屋大学大学院環境学研究科との協定に基づく大学院教育を継続 する。また、新たに東北大学生命科学研究科との協定に基づく連携講座を設置し、組織的な大学 院教育を行う。

・【32-2-1】

②-2 国立歴史民俗博物館及び国立民族学博物館は、展示や館蔵資料を大学における講義・演習 での利用に供する。

ア)国立歴史民俗博物館は、

1)千葉大学及び長崎大学との包括的連携協力協定に基づき、千葉大学国際教育センターや長崎 大学大学院多文化社会学研究科等への講師の派遣や総合資料学の研究成果である展示・所蔵資 料等を活用したアクティブラーニング形式の授業を開講する。

2)千葉大学等で実施する総合資料学に関するアクティブラーニング形式の授業を、他大学にも 広げる。

・【32-2-2】

カ)国立民族学博物館は、引き続き以下の事業を実施する。

1)展示場、標本資料、映像音響資料、文献図書資料を大学・大学院教育に活用できるよう、ウェ ブサイトで情報を公開し、資料の貸出等を実施する。

2)「大学生・教員のためのみんぱく活用」を大学へ提供し、大学教員による本館での講義・講習 の利用を促進する。

【33】

(20)

20

また、同様に、研究成果に基づき、国立歴史民俗博物館及び国立民族学博物館での展示を企画し、 組織的に連携する各大学等研究機関や博物館に巡回することにより、大学の地域貢献の機能強化に 資する。

こうした研究成果の教育プログラムや展示への展開は、「総合情報発信センター」とともに行う。 ・【33-1】

③「総合人間文化研究推進センター」は、

1)基幹研究プロジェクト全体の企画運営を担う「推進センター会議」等を通じて、教育プログ ラムや展示作成を含む研究の可視化の効果的な手法開発に向けて、情報収集や調査を実施する。 2)各プロジェクトにおいて、大学等研究機関と協力し、研究成果の教育プログラムや展示への

展開など行う。

(2)人材育成に関する目標を達成するための措置

【34】

① 「総合人間文化研究推進センター」において国内外の若手研究者を採用し、同センターが運営す る基幹研究プロジェクトを推進する各機関に配置して、同プロジェクト研究への参画を通じて実践 の場で研究人材を育成する。

また、若手研究者を対象とした新たな職種の開拓として、戦略的なプロジェクトの形成・運営の 促進のためリサーチ・アドミニストレーターを、人間文化研究の理解促進やプレゼンスの向上に資 するため人文系サイエンスコミュニケーターを養成する。その際、若手研究者の当該職種における スキルアップを図るため、平成31年度までに機構外機関においてインターンシップに従事させる。

若手研究者の採用については、毎年度20名以上を確保する。 ・【34-1】

① 「総合人間文化研究推進センター」と「総合情報発信センター」は、以下の取組を通じて若手研 究者を育成する。

1)「総合人間文化研究推進センター」において、リサーチ・アドミニストレーターとして各機関・ 拠点大学に派遣する若手研究者を20名以上雇用し、基幹研究プロジェクトの運営に従事させる。 2)「総合情報発信センター」において、広報企画担当のリサーチ・アドミニストレーター及び人

文知コミュニケーターを継続して雇用し、機構の活動に関する国内外への情報発信業務に従事さ せる。

3)「総合情報発信センター」において、人文知コミュニケーターを対象にした、研修プログラム を継続して実施する。

【35】

② 若手研究者の安定的なキャリアパスを構築するため、テニュアトラック制度を平成28年度までに 確立し、その適用教員を2名以上採用する。

・【35-1】

② テニュアトラック適用教員(平成 28 年度採用者)の業績審査を実施するとともに、テニュアト ラック制度を活用した採用を行う。

【36】

参照

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